マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様


すると、返信の内容は意外なものだった。



《それ盆過ぎの話だろ?聞いてるよ。早霧谷には『調子に乗るな』『マネ大事にしろ』って言っといたから大丈夫》



え。

誰が報告したんだろ。



私同様、彼を崇拝している紫苑先輩。

これ、痛かっただろうな…。










(世界の終わりには、どっちと一緒にいたいか。か…)




そんなことを考えていると、午後の授業もあっという間に終わってしまう。

部活の時間になっても、それは頭の片隅に残ってしまっていて。

瞳真の姿を視界に入れると、また思い出しては挙動不審気味になっちゃって。

すぐに部活の時間が終わってしまった。







「せづマネー!これも洗濯お願い!」

「はーい」



練習で使ったビブスを始め、洗濯物を回収していると。

キャプテンである御堂さんも回収を手伝ってくれて、ビブスと部のタオルまで持ってきてくれる。

「御堂さんいつもありがとうございます」

「何もなんも。せづマネいつも頑張ってるから手伝いたくなるのさ!」

「いつも助かってますよ?」

「ホント?」


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