マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
『え…』
サッカー部のマネージャー?!
何で…何でそこに行き着く?!
俺が驚いていると悟ったのか、杉マネは『うふふー』と笑っていた。
『先月末ぐらいかな。夏輝に連れられて、星天高校のサッカー部の見学に行ったみたい』
『は?!…竜堂さんが?!』
その名前が急に出て来て、少しばかりかイラッとしてしまう。
『選手がダメなら、マネージャーはどうだ?って。今まで選手としてやってきたことも活かせるって』
『星月がマネージャー…』
『選手の応援お手伝いをしているマネさんたちがとてもカッコ良かったって、帰ってきてから興奮気味に話してた。それ聞いて、私もうれしくなっちゃってねー?まさか親子でサッカー部のマネやるなんて』
『そうですか…』
『辞めたといえば辞めた、だけど、続けるといえば続ける…のかな?だって、マネだって選手と一緒に戦うんだもん。一緒にサッカーやってるんだもん。…フィールドには立たないけど、違う役割でね?でも、気持ちは選手と一緒。それがマネージャー…だからね?』
『………』
『校内推薦の選考、張り切って申し込んでたよ?まあ、成績は大丈夫かな?』