マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
…でも、もし星月が俺の想いに応えられない結果になったとしても。
俺は、諦めない。
いや、諦めきれないだろう。
それほど、想いは大きく育ってしまった。
…でも、俺にはデカく掲げた『決意』がある。
星月と一緒にサッカーをする。
マネージャーと選手という立場でも、一緒に試合を戦う。
ここで…このチームで、俺が出た試合は必ず勝って。
一緒に勝利を喜んで分かち合うんだ。
昔のように。
それだけは、その決意だけはちゃんと守る。
…たとえ、この想いを受け入れてもらえなくても。
胸の中にしまい続けて、想い続けるだろう。
でも、絶対にそこは崩さない。
その『決意』だけは。
(星月…)
星月は、本当に来てくれるだろうか。
本当に、来ないかもしれない。
何時まで待とうか。
腹減ったら帰るかな。
でも、俺は諦めない。
(………)
俺、ストーカーみたいかな。
夜空に浮かぶ、星の輝きを漠然と見つめながら。
ぐるぐると思考を巡らせていた。