マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
腹の底から、今までにないヤル気、エネルギーがみなぎってきた蓑島少年。
その後の試合で、蓑島少年はなんと。
人が変わったかのように、バックスクリーンに吸い込まれるような今季初のホームランを打てたのでした。
そして、その四つ葉のクローバーパワーのおかげか。
蓑島少年は野球への情熱を思い出し、また野球が大好きになりました。
それからも、ホームランを何度も飛ばし、大活躍。
最高の状態で、少年野球のシーズンを終えることが出来ました。
「…それは、蓑島くんの持ってた力でしょ。別に私のおかげじゃないって」
「それは違うよ」
蓑島くんは、首を横に振りながら言う。
「力を持っていてもそれを発揮出来なきゃ持ってないのと同じ。…俺は確かにあの四つ葉のクローバーをもらってから、みるみる力が沸いてきたんだって」
まだまだ話は終わりません。
それから蓑島少年は、あのサッカー少女である女神のことが気になり出します。
何となく小学サッカーのことをネットニュースで検索している中、とある記事を目にしました。
彼女は、なんと。
全日本の代表に選ばれる程の、すごいサッカー選手だったのです!