マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
「…星月のことは泣く泣くおまえに譲ったけどなぁ?!おまえが浮気でもして他の女のケツでも触って星月を泣かすようなことがもしあれば…!」
えっ!み、蓑島くん?!
な、何その話!
…他の女のケツを触るって何。
「…あぁ?」
瞳真の漏らした不機嫌そうな声に、体がビクッと震えてしまう。
ああぁぁ…やめてやめてやめて。
いろんな意味でやめて。
やめてやめて。
「み、蓑島くん…!」
「…おまえが他の女のおっぱいを揉んで星月を泣かすようなことがあれば、この蓑島様、おまえから星月を奪い返すからなっ?!」
「ああああぁぁぁぁっ!!蓑島くんやめてえぇぇぇっ!!」
蓑島くんのセリフが瞳真の耳に届かないように。
思わず間に入って、頭が狂ったかのような大声を出して遮ってしまった。
…ダメ!そっちの話は。
今は…ダメぇぇっ!
私の突然の乱入に、二人は驚いて言葉を失っている。
その隙に、蓑島くんのからだをグランドの方へと方向転換させる。
背中をグイグイと押して、私達は瞳真から離れていった。
「ちょっとちょっとー。俺がカッコよく決めようと思ったのに、何だよー星月」
「何もカッコよくない!その話、今はダメ!」