王子様とブーランジェール
神様、プラチナの勇気をください
神様、私に何とかさせてください
どうした?
早く、言ってしまえ。
『好き』って言ってしまえば、楽になれるぞ?
…私はとうとう、悪魔の囁きの言うとおりにしてしまった。
『夏輝のこと、だいすきです…』
言ってしまった。
でも、咄嗟に『これからも、今まで通りでいてくれる?』と保険をかけるようなことを、言ってしまった。
変化を恐れた、ビビり。意気地無し。ヘタレ。
神様、あぁ、どうか笑ってください。
目を伏せて、逃げてる私を。
+++神様、プラチナの勇気をください++