ご主人様の溺愛注意報!?
「ねぇちょっと春...わっ!」




ギュッ




視界が反転し、強く抱きしめられた。




どうやら腕を引っ張られてベッドにひっくり返ったらしい。



こいつ...!




「つっかまーえた!」




「子供か!?離してよ、春翔の同室の人が戻ってきたりしたら...!」




「こないこない」




もし戻ってきたら、100%誤解されるよね!?




っていうかそんな噂広まったりでもしたら私がどんな目に遭うか...!




── ガチャ


「「え」」




ドアが勝手に開いた...わけないよね?




「おい春翔〜、俺の財布見なかった?」




「ねぇ、昴くん!やっぱりいいよ。聖南も部屋戻ってるかもしれないし!」




女の子の声?っていうか今聖南って...




「春翔?って、うぉ!?」




「わっ!!...って、聖南!?と王子!?」




な、なんで...なんで弥栄がここにいるの!?




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