ご主人様の溺愛注意報!?
「よし、分かった。聖南、怒らないから本当の事言って?」




...もう、言うしかないよね。





「私...実は春翔のメイドとして、月城家で一緒に暮らしてるの」




「は!?おい春翔、聞いてねえぞ!?」




「うん、言ってないもん。あとうるさいよ昴」




やっぱり春翔も誰にも言ってなかったんだ。




「いつから?」




「えっと...3、4週間くらい前からかな」




「はぁ...」




大きくため息をついた弥栄。




...やっぱり、弥栄だけにでも話しておくべきだったのかな。



春翔の命令なんて無視しとけば...




「ごめんね、聖南ちゃんが黙ってたのは俺の命令なんだ。だからあんまり怒らないであげて?」




春翔...なんだ、たまにらいいこと言ってくれるじゃん。



「だって、秘密の関係ってなんかかっこいいし楽しそうじゃん?」




「「「は?」」」




...前言撤回。



楽しそうって、あんたは子供か!?



弥栄に隠し事やんかした事なくていっぱい悩んだのに...!



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