ご主人様の溺愛注意報!?
どこか焦ったような柳沢さんの声に外を覗くと、そこにはしゃがみこんで俯く春翔がいた。





「春翔!?」




慌てて車から降りて顔を覗き込むけど、髪の隙間から見える顔は青白い。



とてもじゃないけど仮病なんかには見えなかった。





「聖南ちゃん!!ヤナさん!!」




「っ、昴くん」




柳沢さんと2人で春翔を立たせようとしたら走ってきた昴くん。




救世主...!?




ほぼ意識のない春翔は鉄か?ってくらい重くて辛かったから昴くんが神に見えた。




そのまま昴くんは私と交代してくれて、代わりに私は昴くんと春翔の荷物を車に積んだ。




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