ご主人様の溺愛注意報!?
まさか私の返事を待ってた?悩んでた?




まさか...ねぇ。




「湊くん...春翔のこと、教えてくれませんか?」




どうして不眠症なのか。


どうして私がいないとダメなのか。




私は、何も知らないから。




「...分かった」




ガチャ




「終わったぞ」




タイミングよく春翔の部屋からタケちゃんが出てきて、湊くんは私を部屋の中に誘導した。




「どうせしばらくは起きねぇだろうから。そこ座れ」




「うん...」




ソファに座ると、湊くんは本棚からアルバムのようなものを何冊か出してきた。




「これ...小さい頃の春翔、だよね?」




無言のまま湊くんはページをめくっていくから、私は目で追っていく。



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