ご主人様の溺愛注意報!?
湊くんが手を止めた。




そのページに写っているのは春翔と、小さな女の子。




「これ...立華ちゃん?」




「違う」




「え...」




教えてくれないどころか、目すら合わせてくれないから仕方なく他の写真に目を移した。




こっちは寝てるさっきの子達と、大人の女の人が2人。



...って、あれ?これって...





「ママと...麗華さん?」




そっか、月城夫婦と私の両親はたしか昔からの友人って言ってたっけ。




...ということは、これってもしかして...




「私...?」




小さな春翔の隣で眠る女の子。




よく見たらうちにある幼い頃の私の写真と似てるかも。




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