ご主人様の溺愛注意報！？

「そうだよ。それはお前と春翔。まさか本当に何も覚えてないとはな。」




「私...春翔に会ったことあるの？」




「春翔だけじゃない。立華も俺も、この家に遊びに来たお前に何度も会ってる。」




嘘でしょ？みんなと...会ったことが？




思い出そうにも、小さい頃の記憶なんてほとんどない。




「...お前、額にキズあるだろ」




「え？なんでそれを知ってるの？」




確かに私のおでこには3cmほどの傷のあとがある。




覚えてないけど、ママに聞いたら小さい時に転んで怪我した時のキズって言っていた。




「お前がそのケガをした日、春翔は暗いところじゃ眠れない体質になった」




「.....え？」