ご主人様の溺愛注意報!?
「幸い夜のうちにお前らは救助されて大事には至らなかったってこと。

まあどっかの誰かさんは衝撃で記憶をなくして俺らのことすっかり忘れてくれたけど。」




う...痛いところつかれたかも。





「それは...ごめん」





普通にみんな初対面だと思ってた。





「まあ立華もほとんど記憶ねえけどな」





「仲間がいた...!!」


「アホ」


「ひど!」





「ほら、話は終わり。そろそろそこのアホも起きるだろうし一緒にいてやれ」




そう言うと湊くんは襟をピシッと正して出ていってしまった。





「ツンデレだなぁ...」




まあデレてるの見たことないけど。





...一緒に、いてあげようかなぁ





さっきまでは顔も見たくないとか思ってたのに不思議なものだ。




「...ごめんね、春翔」





長いこと苦しめてごめんなさい。


もっと早く気づいてあげるべきだったね。





「早く起きてね」





私は春翔と柔らかい髪をそっと撫でた。




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