ご主人様の溺愛注意報!?
私が、春翔のこと…



『聖南ちゃん』


『大丈夫?』


『おいで、聖南ちゃん』



そんな…私、春翔のこと好きなの…?



「…っ!」


「ん?どうかした?聖南ちゃん」



春翔に顔を覗き込まれると涙が引っ込み、顔がどんどん熱くなった。



どんっ



「も、もう平気だから!!」



頭がパニックを起こしかけているから慌てて春翔から離れて顔を片手で隠した。



あんなに面倒くさいとか思ってたのに。


絶対に好きになるはずなかったのに。



自覚した瞬間、自分のさっきまでの行動すべてが恥ずかしくなってきた。



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