ご主人様の溺愛注意報!?
「...いいから、ほら。帰って」





「もー、分かったよ!

柏木聖南って言った?私あんたのこと嫌い。春翔に守られていい気にならないで!春翔は私のだから!」





ドンッと私の肩を突き飛ばし、茉希ちゃんは出ていった。





「聖南!大丈夫!?」




「うん、そんな強くなかったし...」




「...ごめんね、2人とも」





春翔は困った表情をしていた。




...こんな春翔、初めて見た。





「ちょっと、説明しなよ。何が起きてんの?あの子が婚約者って...」





私は声が出なかった。




でも、聞きたかったことは弥栄が全部言ってくれた。





「...ごめん、ちゃんと説明する。とりあえず座ろうか」




春翔に珍しく焦りが見える。




もしかして2人は...両思いなのかな。




< 167 / 262 >

この作品をシェア

pagetop