ご主人様の溺愛注意報!?

*すき

【聖南side】

── プルルル、プルルル……



「ん…もしもし」





私の目を覚ましたのはスマホのアラームではなくてなり続ける着信音だった。




昨日アラームかけるの忘れちゃった、今何時だろう。




「あれ、切れちゃった…」





電話に出たつもりだったけど間違えて切っちゃったかな。




「ゲ、不在着信6件…!?」




《弥栄 6件の不在着信》

と表示される画面。





今の時間は午前8時だった。





一体何が…って、昨日のこと心配して電話かけてくれたんだろうな。





寝たら少し頭スッキリしたけど、そういえば昨日の弥栄のメッセージ未読無視してるような。




『もしもし?あんたね!何回電話したと思ってるの?』





「ごめん弥栄…」





かけ直すと開口一番に怒鳴られた。





『既読無視して電話も無視して!』




「既読無視!?え、うそごめん…」




確認したら確かに私は弥栄のメッセージを見たことになっていた。




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