ご主人様の溺愛注意報!?
正論すぎて何も言い返せないよ。
確かに春翔は私の気持ちを知らない。このままじゃただのヒステリック女だよね…
『どうすんの』
「…春翔に謝ってきます」
『よろしい』
ブツッ…ツー、ツー、ツー…
「切られた…」
勢いで言っちゃったけど、なんて謝ればいいの?
“ 嫉妬してごめんなさい ”? “ 好きでごめん ”?
いやそれじゃ告白してるようなもんじゃん…
「でも…」
モヤモヤする。
春翔、昨日ちゃんと寝れたかな。私が居なくても…
また寝不足で倒れたりしてないかな。
「…っ」
私は部屋着のまま部屋を飛び出した。
本当は着替えてから部屋を出ないといけないけど、今だけごめんなさい。
会いたいよ、春翔。心配だよ。