ご主人様の溺愛注意報!?
この声はパートのメイドさんだ。





こんな所見られたらなんと思われるか……!!





私部屋着だし!





「はぁ…聖南ちゃん、俺が着替えて先に部屋出るからあとから出ていきな。1度部屋に戻って着替えておいで」





ポンっと私の頭を撫で、春翔はクローゼットの方へ歩いていった。





カチャ


「すいません、着替えたらすぐ行きますね」




私をドアの影に隠し、春翔がパートさんを優しい笑顔でおいかえした。





いま、パートさんが来なかったら私…





「…っ、ありがと。あとでね」





私は急いで立ち上がって部屋を飛び出した。。





「…夢じゃないよね」





早歩きをしながら頬をつねると、ジンジン痛んだ。





うん、夢じゃない。




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