ご主人様の溺愛注意報!?
湊くんは営業スマイルで高木さんに微笑みかけた。




「ご心配には及ばないわ。警備はちゃんとしてるから」





「そうですか、それは心強い」





茉希ちゃんが、来る…


昨日の今日でもう会うことになるなんて。




会いたくなくても、会わなきゃいけないんだ。




「聖南」

「はいっ」



声裏返っちゃった。




「考えすぎ。お前は雑用なんだから主役様に会うことは無いだろ。それに今日は春翔もいない。」




湊くんは当事者じゃないから余裕そうなんでしょ…!あの子ほんとに怖いんだから…!




女の子と本気の喧嘩とかしたことない私からしたら、怒ってる女の子はすごく怖い。




「私も湊くんみたいな図太い神経が欲しかった…」




「それ褒めてねぇだろ」




「褒めてるよ」




私は湊くんから頼まれた仕事をするべく会場内に入った。



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