ご主人様の溺愛注意報!?
待って、本物のメイドってなんだっけ…?

萌え萌えのほうしか思い浮かばないんだけど…



「ようは主人の世話をする使用人。月城家に仕えて働いて欲しいのよ」



主人…世話…


ようするに、家政婦みたいなものってこと?

え、それだけ?



「そ、それなら…よろしくお願いします」



どうせ帰る家も無くなったわけだし、こんな大きくて綺麗な家に住めるならいいよ。


もともと人の世話をするのはママとパパで慣れてるわけだし…



「さすが柏木さんの娘!じゃあさっそく私が詳しい説明をするわね、ついていらっしゃい」



麗華さんは抱えていた白猫を床に下ろすと、笑顔で私を案内した。



広い、長い廊下を歩いて。

謎のながーい階段を登って。

またまた廊下を歩いて。

またまた階段を登って…



って、いくらなんでもこの家広すぎじゃない!?


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