ご主人様の溺愛注意報!?
「…正直、私あなたのこと見下してたの。」




「はい?」




「どこで出会ったとか知らないから、いつもの女みたいに春翔と顔と家柄で言いよってるんだって、勝手に思ってた。」




酷い言われようだな…


ってかいつもの女って何よ…




「春翔の魅力は顔だけじゃない。それを分からずに春翔のそばに居たがる女は嫌いなの。

重いかもしれないけど、私は春翔のことが好きだから」




茉希ちゃんの目には迷いを感じなかった。




ただ本当に一途に、春翔のことが好きなんだ。




「…まぁ、春翔は一瞬たりともこっちを向いてくれることは無かったけどね」




「え…?」




「16回」




茉希ちゃんは冷静な声でそうつぶやいた。




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