ご主人様の溺愛注意報!?
「で、聖南ちゃん呼びに来たんだ」



「……はい?」




私を、呼びに…?


家族団欒の場所に他人の私が!?





「父さんと母さんに俺と聖南ちゃんのことちゃんと言っておきたいと思ってさ。」




「…え…えええええ!?」




私はベッドの上で後退りをした。




「聖南ちゃんと付き合ってること、聖南ちゃんが俺の彼女だってこと、ちゃんと公表したくて」




話を聞くと、18歳の誕生日が近づいてくるにつれて婚約やらお見合いの話が増えるらしくて。




私のことを正式に婚約者として発表したいらしい。




未成年だし一般人だから実名も顔も公開しないけど。




< 227 / 262 >

この作品をシェア

pagetop