ご主人様の溺愛注意報!?
「ごめんね、おまたせ」

「あ…」



戻ってきた彼を見ると、その服装はパジャマからラフな私服に変わっていた。


ただの白シャツとパンツなのに、なんか彼が着てるだけでオシャレだな…なんて。



「真面目な話するのにパジャマは変でしょ?だから着替えてきちゃった」


「はあ、そうなんですか…」


「平日はこの時点で制服に着替えるんだけどね。まあ今から仕事の説明もするから」



これ見て、と言ってご主人様がテーブルに並べたのは5枚の書類と2枚のルーズリーフだった。



「こっちの5枚は先輩執事から俺とか仕事についてのマニュアルみたいな?変なやつ。渡しとけって言われたから渡しとくね!で、こっちは俺が書いたやってほしいこととか仕事内容」



そのルーズリーフに視線を落とすと、そこには綺麗な字でこう書かれていた。



《仕事内容》
・朝
起こす、制服の準備、ネクタイを結ぶ、朝食準備など、一緒に学校に行く
・昼
一緒にお弁当を食べる
・夜
洗濯、一緒に寝る

《約束》
・敬語はNG
・月城家で働いてることは秘密
・春翔って呼ぶ
・堅苦しくしない



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