ご主人様の溺愛注意報！？

そんなにひどいんだ…




「タケちゃんって？」


「あぁ、今は出世して執事長をしてる竹田っていう執事のこと！下の名前は誰も知らないからタケちゃんって呼んでるの」



執事長って、偉い人だよね？


ベテランのおじいさんとかなんだろうな…




「まぁ、タケちゃんの話は置いといて。

ようするに聖南ちゃんは特別な存在っていうか、特別なパワーを持ってるんじゃないかと思うの！

春翔にとっては特効薬みたいな！」



「特別って、おおげさな…」



きっと柔軟剤の香りか何かが気に入ったんでしょう。

私は普通の人間だもん。SF映画でもあるまいし。




もしくは…考えたくもないけど、足のお肉のせいで柔らかくて寝心地がよかった…とか？


たしかに高校生になってから体育の授業以外で運動することもほとんどなくなったし。


うぅ、ダイエット始めよう…


せめて立華ちゃんの隣に堂々と並んで立てるくらいまでに…