ご主人様の溺愛注意報!?
* * *

コンコン

「春翔…?」




春翔の部屋をノックすると、中からカタンと音がした。


やっぱり、まだ…





ガチャ


「聖南ちゃん?どうしたの、今日はもう…」




「今日はもう終わり!!は私のセリフ!!」


「え?」




拍子抜けする春翔との事なんか無視して、私は春翔の横をすり抜けて部屋に入った。




「せ、聖南ちゃん?」


「お仕事はもうおしまい!寝てください!明日が本番なんでしょう?」




私はキングサイズのベッドの毛布をめくり、真っ白なマットレスをポンポンとたたいた。


当然、春翔は驚き顔で呆然。




なぜだかだんだん恥ずかしくなってきて、私は視線を泳がせた。



あぁ、ちょっと出しゃばりすぎちゃったかもしれない…


あとから来たのは、後悔2割と恥8割。


これじゃあただのおせっかいおばさんじゃ…




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