ご主人様の溺愛注意報!?
「そ、そこのデスク少しだけ片付けておきますね!変にいじったりしないんで…」




頭の中を疑問がグルグル回って離れてくれないから、私は春翔のベッドから離れた。




「…ふぅ」




立ち仕事は疲れるし、座っちゃおう。




それにしても、デスクの上汚いな…

春翔の部屋のデスクも昨日プリントまみれみたいだったし、実は整理整頓とか苦手なのかな。

弥栄の話から想像してた王子のイメージとはやっぱり全然違うな。




「…はや」




片付けながらちらりとベッドを見ると、春翔はすでに夢の中。

ん?ほんとに不眠症なの…?




「ふわぁ…」




気持ち良さげに眠る春翔を見てたら私まで眠くなってきちゃった。


早く片付けして部屋に戻ろう。




明日はパーティーだし、夜には家に戻って、次の日には普通に学校。




うわぁ、ハードスケジュール…



春翔はいつもこんな生活をしてるの…?




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