ご主人様の溺愛注意報!?
「ドレスは俺に任せてもらおうか、湊」




クイッと肩を引っ張られて振り向くとそこには...




「春翔!?なんでこんなところに...パーティー準備は!?またサボり?」




「やだなぁ、もう準備は終わってるよ。湊にばっかカッコつけさせてらんないし。おいで、聖南ちゃん」



「ちょっと、春翔!?」




スーツを着こなし、髪をセットした春翔に腕をひかれ、私はエスコートされるように連れ去られた。




「どこ行くの!?ねぇ、春翔!!」




「いいからついてきて。聖南ちゃんをお姫様にしてあげる」




質問の答えになってないし!!




楽譜覚えなきゃいけないのに〜!!




「ついたよ、入って?」




関係者以外立ち入り禁止のゾーンの真っ白なドアが開くと、そこは何やらキラキラ輝いていた。



「うわ、すごい...!!」




キラキラの正体はそう、たくさんのドレスやアクセサリー達。



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