ご主人様の溺愛注意報!?
「こんなにたくさん...」




端から端まで色鮮やかなドレスがたくさん。




その近くのテーブルにはキラキラ輝くネックレスなどのアクセサリー。



何この部屋...!!




「ここは見ての通り衣装部屋。スーツは俺のでドレスは立華のもの。

関西の人からもらったプレゼントは持ち帰りきれないからほとんどここに保管してあるんだ」




なんて言って春翔はおもむろにドレスを漁り始めた。




「春翔?」




春翔がドレス...は着るわけないし。



ま、まさか...この中のどれかを私が着るの!?




「よし、これにしよう。はい、脱いで?」




「はぁ!?」




正気かこいつ!!!!




「うそうそ。俺は1回外でてるから着替えたら呼んでね」



春翔は薄ピンクのドレスを私に押し付け、ニコニコと出て行った。



鬼...!!



ドレスなんか一般人の私に似合うはずがないの、分かってるくせに。



「もう...!」




私は半ばヤケになってドレスに着替えた。




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