ご主人様の溺愛注意報!?
「まあまあ、嘘ついたのにも色々理由があったんだよ」




「なんですか!!」




「その話はとりあえず後。俺もう出番終わったし、部屋戻ろっか?」




「はぁ!?」




御曹司って他企業の社長さん達とお話したりするもんじゃないの?




なんて思いながらもなんだかんだ流され、私はほぼ強制的に春翔の部屋に連行された。



── パタン...



「聖南ちゃん、おもしろい顔してるよ?」




「なんですか悪口ですか」




っていうか誰のせいでこんな顔してると!




「敬語、戻ってるよ?」




「突然キスしてくるような人なんかご主人様でもなんでもありませんから!離して下さい!」




私はずっと腕を掴まれていた春翔の手を振り払い1mほど距離をとる。




私、怒ってるんだから!!




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