ご主人様の溺愛注意報！？

＊ ＊ ＊

「聖南ちゃん！」




「...なんだ、春翔か」




廊下の掃除をしていたらどこからともなく現れた春翔。




本当に暇なんだな...こっちは仕事中だっていうのに。



「聞いたよ？竹田に俺のこと知りたいって言ったんだって？しかもみんなに聞いて回ってたんだって？」




なんかいつもに増してニヤニヤ笑ってると思ったら原因はそれか...！！




「話盛ったでしょ！別に知りたいって変な意味じゃないから！」




「嬉しいなぁ、じゃあ自己紹介でもしようかなぁ〜」




「いらないわ！！」




竹田さん！！なんでこんなめんどくさいやつって分かっててチクったんですか！？




「聖南ちゃんってばツンデレだなぁ」




「1ミリもデレてないでしょ？それはツンデレとは呼ばないの！」




ここまでポジティブだと頭のネジが飛んでるのかと心配になっちゃうよ。