先生。


「その反応ってことは、津山じゃねーんだ?」


「知らなーい」





そう言って、机に伏せる私。



高校生最後の担任が気になるなんて、そんなの誰もが思っていることだ。


そりゃあ私だってワックワクしてたよ。



それなのに、朝起きたら先生が一言。





「あ、ちなみに俺は2年の担任だから」





って。


もうそれだけでテンションがた落ち。


そこらのジェットコースターより落ちたからね。





「まあ俺がいるからいいじゃん」


「やだー」


「友達捨てるのか」


「やだー」





まあ、たしかに。


司がいれば十分かもしれないね。

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