星の向こうできみを待っている。
プロローグ
昔、誰かから聞いた。
瞬く星の向こう側に天国という場所があると。
なぁ、希愛。
きみは今、
そこで、どんな景色を見ているのかな。
そこで、なにを想っているのかな。
たとえ、目には見えなくても。
たとえ、隣にいなくても。
俺はいつだってきみを想っている。
もしも、永遠という世界で
きみにまた巡り逢えることができるなら
その時は、もう一度
きみと恋がしたい。
< 1 / 397 >