星の向こうできみを待っている。

「美人すぎるよ…」


こんな美人な人がお母さんだなんて…。

思わず言葉を失った。



「はーくん聞いた!?ママ美人だって。まだまだ、捨てたもんじゃないわね!」


「だからママ言うな」


はぁっとため息をつく颯斗。

お母さんの前だとこんな感じなんだ…。



「ねぇねぇ、ところで、この子は、はーくんの彼女さん?」


目をキラキラさせ、颯斗を問い詰める颯斗のお母さん。

それ、訊いちゃうの!?


急に心臓がうるさくなった。

颯斗はなんて答えるのかな…。

ちゃんと、“彼女”って、言ってくれるのかな…。
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