星の向こうできみを待っている。


「頼むから…。このままじゃ、ダメな気がするんだ…」


「今さら何を話すっていうの!?あたしがお母さんを殺したこと?今頃になって責める気になった!?」



お兄ちゃんは何も悪くない。

こんな風に責める言い方、間違ってる。

そんなこと、分かっているはずなのに…。

なんで、こんな言い方しかできないんだろう…。



先生と話しているときもそう。

話せば話すほど、どんどん最低なあたしになっていく。

だから余計話したくないんだ。

1つも悪くない人を傷つけることしかできないから…。
< 132 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop