星の向こうできみを待っている。



「…来る?」


「…へ?」


「西高って結構力入れてる方だから、退屈しな「行きたい!!」」


颯斗が言い終わるよりも先に勢いよく答えた。

だって文化祭だよ!?

多分ね、今、あたしの目きらきら輝いていると思う。


「食いつきすぎ」


颯斗のあきれ顔。

急に恥ずかしくなって、体中が一気に熱くなった。


「…ごめんなさい」


うつむき、なんとなく謝った。


「謝るの禁止」


すると、颯斗の手がポンって頭の上に置かれた。

顔を上げると、目が合ったから、にーって笑った。

そしたら颯斗も照れくさそうに笑い返してくれたの。

それが、最高に嬉しかった。
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