星の向こうできみを待っている。




「今日はありがとうね、楽しかった」



楽しい時間はあっという間に終わってしまう。

もう少し1日が長ければいいのに…。




「こっちこそサンキューな。疲れてない?」


「平気だよ!びっくりするほど元気」


こんなにはしゃいだのは初めて。

それなのに、全然疲れてなくて。

もう少し遊びたかったなぁって欲張ってしまう。



「颯斗~!片付け始めるぞ」


「おう、今行く」


少し遠くにいるのにはっきり聞こえる男の子の声。

それに負けない颯斗の声。

たったそれだけの光景なのに、なんだか微笑ましかった。
< 163 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop