星の向こうできみを待っている。
「お父さんはお母さんのことを本気で愛していたから結婚したはずなのに…。好きな人の傍にいたいって気持ち、お父さんなら分かるはずなのに…」
お母さんなら反対なんてしなかったはずだよ。
あたしが病気だとしても賛成してくれたと思う。
あの日病室でみたDVDを思い出す。
幸せそうな顔をして言ったお母さんの言葉。
家に颯斗を連れてきて、お母さんに紹介したらすごい笑顔になるの。
まるで颯斗のお母さんみたいに、眩しいほどの笑顔を見せてくれる。
いろいろ訊かれて、恥ずかしいけど、嬉しくなっちゃう。
そんなワンシーンが簡単にイメージできた。