星の向こうできみを待っている。

「あたしも、颯斗に出逢えてよかった…。颯斗の傍にいたいよ…」



今も、これからも、ずっと…。



「だけど、それじゃ颯斗は幸せになれない……っ!!」


きみのことを想っているから。

きみの幸せな未来を願っているから。

離れられなくなる前に。

感情が、想いがこれ以上溢れないうちに、ここで終止符を打った方がいいに決まってる。



『俺の幸せってなに?』


颯斗の低い声。

なんとなく、怒っているような気がした。
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