星の向こうできみを待っている。
「今のあなたはとってもいい表情をしているわ。永遠の愛だってきっと誓える」
「はい…っ!ありがとうございます。あ、あと…あの…もしも天国で逢えなかったら、見つけられなかったらどうすればいいですか?」
「その人が運命の人なら、必ず逢えるわ。大切な想いは声に出さなくても必ず届くものなの。また逢いたい想いさえあれば、何度だって巡り逢える。神様はいつもいじわるですもの。逢いたくなくても逢ってしまうでしょうね」
神様はいじわる…か。
確かにそうかもしれない。
あなたはあたしにたくさんの苦しみを与えました。
それと同時に、たくさんの幸せを与えてくれました。
それでも、もしもまだ、幸せを与えてくれるというのなら…。
あたしの最後の願いをどうかきいてください。