星の向こうできみを待っている。

「確かに、颯斗のことでたくさん苦しんだ…っ。たくさん泣いた…っ。だけど、苦しむ理由が颯斗になるならいい…っ!辛い理由も幸せだって思う理由も全部、颯斗がいい……っ!」


苦しんだ分、きみへの想いが増していく。あたしにとって、きみがどれだけかけがえのない存在だったかってことに気づく。


「お父さんに颯斗と付き合うこと反対されて別れるように言われた時、あたしは颯斗の傍にいない方がいいと思った」


あたしといても颯斗は幸せにはなれない。

未来のある子と一緒にいた方が颯斗は幸せに決まってる。
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