星の向こうできみを待っている。
「髪染めてるのびっくりした…。一瞬分からなかったけど、颯斗だって分かったら抱きつきたくなった…」
金髪から黒髪に変わっただけで、全然印象が違う。
きらきらの金色の髪はどこにいてもすぐに分かる。
まるで、太陽の光みたいだった。
それに比べ、黒色の髪はすごく落ち着いている。
たとえるなら、金色の髪は夏の空で黒色の髪は冬の夜空。
髪の隙間から見えるピアスは、黒髪にしたせいでよりいっそ輝いて見えた。
まるで、星空に輝く星のように。