星の向こうできみを待っている。

「髪染めてるのびっくりした…。一瞬分からなかったけど、颯斗だって分かったら抱きつきたくなった…」


金髪から黒髪に変わっただけで、全然印象が違う。


きらきらの金色の髪はどこにいてもすぐに分かる。

まるで、太陽の光みたいだった。


それに比べ、黒色の髪はすごく落ち着いている。

たとえるなら、金色の髪は夏の空で黒色の髪は冬の夜空。


髪の隙間から見えるピアスは、黒髪にしたせいでよりいっそ輝いて見えた。

まるで、星空に輝く星のように。
< 307 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop