星の向こうできみを待っている。

これ逃したらもうないんだよ?

ここまで来て逃げるなんて、いやだよ…。


「こればかりは私の意思じゃどうしようもできないんだ。本当に、すまない」


「それじゃ、このまま何もしないで死ぬのを待てって言うの…?どーせ、死ぬなら、手術してからでもいいじゃん!!」


神様はどこまでもいじわるだ。

最後の希望を奪って、足掻くことさえ許さない。

このまま毎日少しずつ、死を待つしか出来ないなんて…。
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