星の向こうできみを待っている。


どれくらい時間が過ぎたか分からない。


お兄さんも来て、俺たちは待合室に移動させられ、ただそこで待つことしか出来なかった。


3人の間に会話はない。

ただ、張り詰めた緊張感が静かに俺たちを襲った。




「…先生」


おじさんの声に顔をあげると、そこには険しい顔をした、希愛の担当医が立っていた。



「先生!希愛は…。大丈夫なんですか!?」



「正直、大変危険な状態です。最悪の事態も覚悟してください」



……っ!


なんだよ、それ…。
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