星の向こうできみを待っている。
颯斗へ
あたしは、颯斗に伝えたいことがたくさんあります。だけど、それを全部伝える時間が、あたしにはないみたいです。
だから、こうして手紙に書くことにしました。
あたしたちの出会いは、まるで、神様がイタズラをしたかのように突然だったよね。
あの時は、この出会いにこんなにも感謝するなんて思いもしなかった。きっと、颯斗も同じでしょ?
好き。
大好き。
愛してる。
もう十分かもしれないけれど、何度だって伝えさせてください。
あたし達が過ごした時間は、1年間だけだったけれど、その1年で一生分の恋をしました。一生分の幸せをもらいました。
お互い不器用なりに頑張ったよね。
確かな愛を育てたよね。