星の向こうできみを待っている。



あたしはもうこの世界にはいないけれど、颯斗のそばにはいるよ。颯斗が辛い時、誰よりも近くで支えられる星になりたい。


そんなこと言ったら、笑われちゃうかな?


泣き虫なあたしには無理だって思われちゃうかな?




でもね、今、あたしには、颯斗が辛そうにしている姿が見えるの。


1人で苦しまないで。

1人で泣かないで。



あたしがそうだった時、颯斗がそばにいてくれたように、今度はあたしが颯斗のそばにいる。


だけど、ずっとじゃないよ?


颯斗は誰よりも素敵な人だから、きっとまた恋をする。

誰かに愛され、同じように誰かを愛する日がきっと来る。

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