星の向こうできみを待っている。

その時、颯斗を支えるのはあたしじゃない。

だから、その日が来たら、あたしは先に逝きます。


ただ、それは、お別れじゃない。

サヨナラはしたくないもん。



70年後、80年後、きっとまた会える。

神様がいじわるをしてあたし達を出会わせてくれる。


その時が来るまで、ずっと待っているから。


颯斗は、残された時間を精一杯生きて。

あたしの分まで生きて。


また、出逢えたら、その時はたくさん話聞かせてね。

また、話し相手になってね。


最期になっちゃったけど、あたしは、颯斗のことが大好きです。

この気持ちだけは、今もこれからもずっと変わりません。


また会うの、約束だよ?

希愛

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