星の向こうできみを待っている。
「希愛ちゃんって颯斗のこと好きなの?」
彼のストレートな言葉に「違うよっ!」っと勢いよく全力で否定した。
あたしが颯斗のこと好き?
いやいや…!
好きとかよく分からないし、そもそもあたしなんかに好かれても迷惑なだけだろうし…。
「だとよ。俺ら、友達だもんな」
颯斗の言葉に何度も頷いた。
そうだよね…。
あたしたちはただの友達。
ユウくんが入院している間の話し相手でしかない。