星の向こうできみを待っている。
……。
…………。
そして始まる沈黙。
いつもなら何ともないはずなのに、どんどん気まずくなる。
ちらっと颯斗の方を見ても、こっちを向いてくれない。
声を出そうにも、震えてうまく出せない。
どうしよう…。
「悪かったな」
沈黙を破ったのは颯斗の方。
なんで颯斗が謝るの?
悪いことしてないじゃん。
気まずい雰囲気は変わらないまま続く。
…ヤダ。
いつもみたいに楽しい会話がしたい。
話しているだけで、気持ちが楽になるような…。