星の向こうできみを待っている。


窓の外を見ると、既に日は落ち、暗くなっている。


…最悪。


よりにもよってなんでこのタイミングなの。

気まずいだけじゃん。



「ぐっすり寝てた」


「…ごめん。重かったよね」


あたし、どれくらいよかって寝ていたのかな…。肩、痛くなってないかな…。動けなくて、迷惑だったよね…。



思わず泣きたくなった。なんであたしは、颯斗に迷惑しかかけられないんだろう…。こんな自分が本当に嫌になる。



「平気。つーか軽すぎるくらい」


「それはない…」


ぎこちない会話。

すぐにはじまる沈黙。
< 77 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop