星の向こうできみを待っている。
窓の外を見ると、既に日は落ち、暗くなっている。
…最悪。
よりにもよってなんでこのタイミングなの。
気まずいだけじゃん。
「ぐっすり寝てた」
「…ごめん。重かったよね」
あたし、どれくらいよかって寝ていたのかな…。肩、痛くなってないかな…。動けなくて、迷惑だったよね…。
思わず泣きたくなった。なんであたしは、颯斗に迷惑しかかけられないんだろう…。こんな自分が本当に嫌になる。
「平気。つーか軽すぎるくらい」
「それはない…」
ぎこちない会話。
すぐにはじまる沈黙。