星の向こうできみを待っている。

もしも神様がいるなら、生きる意味を見つけられず、死ぬことしか考えてこなかったあたしを嫌っているかもしれない。

神様から見放されているかもしれない。

だけど、本当にどこかにいるならば…。

どこかであたしたちを見ているならば…。



「希愛」


「颯斗…」



2人の視線が絡み合う。


これから先、病気が進行して辛い日が続くかもしれない。

泣いてばかりになるかもしれない。

不安に押しつぶされるかもしれない。



だけど…。



「俺と…」


「あたしと…」



きみと幸せな毎日を過ごしたい。

だから、どうか…。

あたしたちに未来をください。



「「付き合ってください」」
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